手術について

歯科や口腔の疾患の治療に置いて、内科治療や日常のオーラルケアが重要なのは言うまでもありませんが、それだけではお口の状態を改善できない場合があります。そのような時は全身麻酔をかけての処置が必要となります。

手術への流れ

診察を受けて頂いて、飼い主様のワンちゃん・ネコちゃんに手術が必要と獣医師が判断した場合の流れをご説明させて頂きます。

STEP1 現在の病気および治療についてのご説明

歯や口だけでなく、全身の状態を診察にて確認させて頂いた上で、現在の歯やお口の状態と必要な治療について獣医師からご説明させて頂きます。ご不明な点やご不安な点がございましたら、遠慮なくご相談ください。
十分にご理解いただいた上で、手術の日程をご相談させて頂いております。

STEP2 予約

手術は原則として完全予約制で行わせて頂いております。
ただし、緊急性を要す場合には、可能な限り対応させて頂いております。

STEP3 術前検査

全身麻酔をかけるにあたり、全身の状態の確認を行わせて頂いております。一般身体検査に加え、血液検査、レントゲン検査を基本に患者様の年齢や状態に適した検査を行わせて頂いております。
術前検査を行うことで、全身麻酔に対する余計なリスクを回避することができ、検査の結果によっては患者様の体のことを考え、手術を延期・中止にすることがあります。
検査は手術当日あるいは事前の実施を行っております。

STEP4 手術当日

当日は前日夜9時からの絶食でのご来院をお願いしております。
ご来院いただきましたら、全身の状態を確認をしてからお預りさせて頂きます。何かご不明な点やご不安な点があればこの時にもご相談ください。

STEP5 手術

処置は基本的に全身麻酔下で行います。ワンちゃん、ネコちゃん、それぞれに合わせた麻酔薬の調整を獣医師が行い手術に向かいます。麻酔では気管チューブを挿管し、心電図、呼吸モニター、血圧計などを用いて安全な麻酔状態を維持するようにしています。麻酔を管理するものが機械だけでなく、患者様本人の状態を十分に観察し、わずかな変化にも早急に対応できるようにしております。
抜歯処置を行う際は、ヒトと同様に痛みを伴います。プリモ動物病院では、手術前・手術中に適切な鎮痛薬を用いることで、術後の痛みを抑えるように心がけて手術に向かっております。

STEP6 術後管理・退院

麻酔からの覚醒後は入院室にて管理を行い、状態が落ち着いたことを確認して、飼い主様にご連絡させて頂きます。
手術当日の退院、必要に応じては入院をご提案させて頂きます。入院になる際はご面会が可能ですので、獣医師とご相談頂ければと思います。
退院後のご自宅でのケアの話や必要な抗生剤や鎮痛薬などの処方をさせて頂き、退院となります。